PÂTISSERIE LIEN

大阪のあびこで開店した、町に根ざす洋菓子店のブランディング・デザイン

PÂTISSERIE LIEN

大阪あびこで2016年３月26日に開業した洋菓子店「PÂTISSERIE LIEN（パティスリー・リアン）」。地域のお客さまとの縁を大切にする店にしたいというオーナーシェフ向井 学（むかい まなぶ）氏の想いから、店名はフランス語で「縁」と名付けられています。この４月16日に併設されるCAFEがオープンして、本格的な営業が始まりました。
　
当事務所は、ロゴからパッケージ、店内グラフィックまでトータルでお手伝いさせて頂いています。赤い矩形の上にひと筆で描く手描きのロゴを置き、背景に生成り色の連続幾何学パターンを敷くというシンプルなルールで全てのデザインを管理し、商品価格を安定させるためにも初期コストを抑えつつも、明快な印象を与えることを意図しました。

向井氏の父親は昔同じ場所で洋菓子店「リトル・マーサ」を営んでおられました。父が1975年に開店した同じ場所で、息子が新しく洋菓子店を開き、幾つかのレシピを受継ぐ。地元の馴染みの客から声が掛かる。あびこの街で生まれた洋菓子が受継ぐ味と縁。父の代から「本物を味わってもらう」ことを目指してきたから、現在でも通じる商品になっているそうです。

ブランドコピーは次の通り。
　
LIENはフランス語で「縁」。
大切なあの人に笑顔をつなぐ、
美味しくて優しい、あびこ生まれのお菓子です。

ロゴ＆ブランド・パターン

ひと筆で繋がる手描きのロゴに、Ｌの字を組み合わせて無限に繋がる幾何学パターンを用意し、全てのデザインを統括しています。

ブランド・パターンのインテリア

ブランド・パターンはインテリアにも配置し、店内の色も合わせて店全体で統一した印象を与えるようにしています。

マーサ・マドレーヌ

リアンの主力商品となる「マーサ・マドレーヌ」は、父親から受継いだレシピでつくった昔ながらの王道の味。キーカラーの帯に父の店のロゴ「リトル・マーサ」を配置して、受継がれた味であることを表しています。

パッケージ・デザイン

キーカラーをイチゴよりも深い赤に設定し、その色の矩形を箱などに配置することでイメージを作っています。開店時に必要なコスト押さえるために箱などは既製品を使うことを想定し、明快な印象を作る簡明な操作を目指しました。

店内グラフィックの統一

店内のグラフィックも素地の上に濃い赤の矩形を配置し、統一したルールで全て作成しています。

パティスリー・リアンDATA
design : 乾 陽亮
brand copy: 岩渕 拓郎
　
パティスリー・リアン
〒558-0011 大阪府大阪市住吉区苅田 3-17-24
TEL & FAX 06-6691-0689
facebook : https://www.facebook.com/%E3%83%91%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3-336105703179729/

　
営業時間：10:00 ~ 20:00 水曜定休日

本メール内容についての問い合わせ先

乾陽亮設計事務所
www.inuiyosuke.jp

Email newsletter[at]inuiyosuke.jp