乾陽亮設計事務所のデザイン NewsLetter #11

粟新「いしいし 三芳包み」

折形をまとう木箱に入った高級“粟おこし”

粟新「いしいし 三芳包み」

粟新「いしいし 三芳包み」

粟新は仕入れる米を吟味し、深煎りした糒(ほしい)を自社で手作りする大阪で唯一の粟おこし専門店。新商品「いしいし 三芳包み(さんぽうつつみ)」は、小さく高級な贈答品としてお使いいただける大阪で最も美味しい粟おこしを目指している。香ばしく軽い歯ごたえの粟おこしを核に、きなこ・抹茶・ココアの三種の味がある。


パッケージは食べきりサイズに小分けした小袋を白木の箱に入れ、掛け紙をしたシンプルにデザインした。掛け紙は透ける和紙と色紙の2枚の和紙を折り重ね、折りで中央に一本の線を走らせている。この線を水引として見立て、立体感のある折形として成立させた。
 
“おこし”の起源をたどると神餅だという。贈答の作法や室礼として発達してきた折形も神への捧げものを起源としている。古都大阪を代表する伝統銘菓“粟おこし”の高級品を包むパッケージとして相応しい形を選択できていることを願う。


IMG: 贈答品として

贈答品として

“粟おこし”のは湿気に弱く、一旦袋を開けてしまうと徐々にサクッとした歯ごたえが落ちてしまう。本来の歯ごたえを楽しんで頂くために、それぞれの味を食べきりサイズに小分けにして袋詰めしている。


IMG: 和紙の風合い

和紙の風合い

透ける和紙の風合いにより、上側は1枚で木の肌を少し透かしながら覆い、下側は色が少し透かしている。単純な操作で多様な質感をつくり、視覚的な奥行きを作り出している。


IMG: 三種の味

三種の味

香ばしく軽い歯ごたえの粟おこしを、ころんとしたサイコロ形に切り揃えている。
左からきなこ・抹茶・ココア。


IMG: 創業1892年 粟新

創業1892年 粟新

吟味した素材、 ひときわ丁寧に煎った米の香ばしさ、 やさしく軽やかな歯ごたえ。
粟新は創業1892年以来、 本物のおこしをつくり続けています。
http://awaokoshi-awashin.co/


いしいし 三芳包 DATA
design: 乾 陽亮
photo : 大野 博
和紙協力:株式会社オオウエ
 
販売価格:¥2,200(税別)
 
 
ご購入の相談など、商品についてのお問合せは粟新まで。
 
株式会社 粟新
〒558-0046 大阪市住吉区上住吉1-11-11
TEL.06-6671-4770
FAX.06-6673-7489
Email 
URL http://awaokoshi-awashin.co/


本メール内容についての問い合わせ先

乾陽亮設計事務所
www.inuiyosuke.jp

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