故人をほとり(=そば)に感じていただけるように、小さな遺品や骨壷と共にお祀りできる写真立てです。指輪や時計などが入る小さな室と、雪見障子のように覗くかたちで骨壷などを置ける小さな台を設けました。写真入れ部分に磁石を埋め込んでおりますので、戒名や「南無阿弥陀佛」等と彫った札板を設置でき、小さな位牌や仏壇としてもお祀りしていただけます。
彦根仏壇の職人がひとつひとつ手作りしています。
本体は黒塗りの荘厳な四角い枠が台に乗っている形で、少し傾げるために9度になるように取り付けています。枠は黒塗の他、明るい白木(ヒノキ)を加えた2種で、それぞれにアサメラ(別名アフリカンチーク)、そして摺り朱漆の写真入れを天部から落とし込む、シンプルな形です。
写真、小さなスペース、骨壷台、札板と4つの組み合わせを、幅140mm、高さ245mmの中に小さくまとめました。
アサメラの写真入れ部分には磁石が埋め込まれており、札板を付けられるようになっています。戒名を入れて位牌としてはもちろん、「南無阿弥陀佛」等と彫ると御本尊を祀る小さな仏壇としてもご利用いただけます。
写真、遺品入れ、骨壷台、札板と4つの組み合わせを、幅140mm、高さ245mmの中に小さくまとめました。
遺品や骨壷などを入れられる小さなスペースは写真入れを摺り上げた奥にあります。
ナナプラスは彦根仏壇組合の有志が集まって、「こころ豊かな暮らし〜新しい祈りのかたち〜」をテーマに、伝統技術が生み出す新しいスタイルの祈りを皆様へ提供するブランドです。
詳しくはナナプラスのウェブサイトをご覧ください。https://www.nanaplus.jp
私は2013年から仏壇や仏具のデザイナーとして関わり、10点近くのデザインを提供しています。
乾 陽亮(いぬい ようすけ)
1976年大阪府堺市生まれ。2001年京都工芸繊維大学大学院造形工学専攻修了。デザイナー、乾陽亮設計事務所主宰。
彦根仏壇をはじめ、輪島塗、清水焼、堺打刃物、大阪泉州桐箪笥、大阪浪華錫器、大館曲げわっぱ、紀州漆器など全国の伝統工芸、そして陶芸、漆芸、和紙、家紋と文様、室礼、和菓子など、主に伝統文化や伝統工芸の界隈で活動。ブランディングデザイン、展示会企画、商品企画、プロダクトデザイン、グラフィックデザイン、ウェブデザインまで幅位広いジャンルを統合的に捉えて構造からのデザインを手がけている。
写真立て『ほとり』 DATA
Material: 黒塗り:ヒバ(カシュー黒塗り)、アサメラ(ウレタン仕上) /白木:ヒノキ(ウレタン仕上)、アサメラ(擦り朱漆手塗り仕上)
Size: W140 × H245 × D126 mm / 0.8kg
Design: 乾 陽亮
Photo: 大野 博(大野博写真事務所)
販売価格:黒塗り ¥148,000(税別)/白木 ¥118,000
※仏具などは別売
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販売:ナナプラス事務局(吉田松蔵商店内)
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