多分野を横断しながら専門分野が突出した人材の育成を目的とした京都大学のデザインスクールのウェブサイト。発足1年が経ち、溜った煩雑な情報の整理を含めてリ・デザインの依頼があった。
クライアント側でコンテンツを管理し、変更して行くことからWordPressでの管理が第一の条件として提示された。また次に、学術系の公式サイトという側面からアカデミックな堅い雰囲気を求められていた。これらの条件の回答として、コンテンツをシート形状の中に流し込み、書面に掲載するような強固なフォーマットを作成することで応えようとしている。それらのシートは片方の端を見せずに広がりを持たせ、画面外がら現れた面がウィンドウ中央でぶつかり合う形にしている。求められた強固なフレームを作りながらも枠に納まってしまうのではなく、広がりを持つシートをシートを構成的にレイアウトすることで、広く分野を組合せたカリキュラムを作るデザインスクールの理念と雰囲気を出来る限り表すことができ、それを感じて頂ければ嬉しく思う。