A4折形は現代に見合う新しい折形を提案しています。
A4折形はA4用紙を折って「ぽち袋」や「CDケース」などを包む紙作品をデザインし、折る型と印刷する色や柄のPDFをウェブサイトで発表しています。また色々な方と折形と関わるさまざまな取り組みおこなっています。
折形とは、室町時代より伝承されて来た紙で物を包む儀礼作法。古代には紙垂や御幣など薄く純白の紙を折り、儀礼と祈りの象徴とされていました。相手への心遣いを贈り物や室礼に込める行為として継がれていましたが、現代では結納品や祝儀袋などで一部で見かけるものの、折形の文化はほとんどが廃れています。しかし、折形に込められた心やその形自体は大変美しく、日本人の心に響くものがあるような気がしています。特に昨今の情報社会や流通社会と呼ばれる社会での生活の中でこそ、その価値が際立つのではないかと期待しています。
A4用紙を折る型紙と、そこに印刷する色や紋様の入った柄紙のPDFをウェブサイト(https://a4orikata.inuiyosuke.jp)で発表しています。