京都工芸繊維大学の様々な学科を横断し統合する教育プログラムから生み出された学生成果物の、展覧会の一連の紙媒体。その教育プログラムを個性付けるために、今後作られるあらゆるメディアを一定のシステムを組んでデザインしていくことが求められた。つまり展覧会ではなく教育プログラムの告知が主題である。
ある塊として捉えた学科名にCMYKの原色を与え、それらを切断した断面の形態を重ね合わせて、紋様を作った。つまり単一の学科を象徴するものとして抽象的に学科名を扱い、最終的なアウトプットである印刷ための純粋な色に各々を置き換え、それらを横断し統合した形態である。
モニタでは見えにくいが、原色のCMYKを与えることで想像以上に明瞭な紋様となり、特色を持たせることに成功しているように思っている。