「古きものを新しく」をミッションに家紋や伝統工芸をアップデートするプロデュースを行う個紋株式会社のウェブサイト。iPhoneでの閲覧もある程度は配慮しつつ、構造的にシンプルなサイトを求められた。
デザインは紅い紙に少し透けた和紙を右前で重ねた造形とし、ナビゲーションとコンテンツを切り分けている。オンラインショップなど2階層目を持つページには更に細長く薄い紙を重ね、そこにメニューを配置し、紙の重なりでウェブサイト全体のレイアウトを構築しようとしている。装飾的に和の雰囲気を作るのではなく、和を構造的に捉えて現代のウェブサイトの中に落とし込もうと考えた。これは「古きものを新しく」の通り、古くからある日本の造形をデジタルで表現することを意図した結果である。