BCOMが提供する仏事サービス「未来よし」のブランド・ロゴ。
「故人への想いを形に」することで、あなたの未来が良くなるはず、という考えから「未来よし」と名付けられている。そういった想いを受け、ロゴは吉祥を表し、良いことの兆しである瑞雲文とした。
奈良・飛鳥時代の仏教伝来とともに広まった雲文は、気の巡りや立ち登る気などを表す吉祥として現代まで広く使われている。縦に伸びる霊芝雲、横に伸びる天平雲などさまざまな文様に発展しているが、渦状の形があることが特徴である。今回ははるか天空に浮かぶひとつの瑞雲として、シンプルなひとつ雲としている。
また、多くの紋には縁起の良い七・五・三の数字が呪術的に埋め込まれているが、このロゴにも7ヶ所、5回、3つの操作で形を作っている。右前や左前など特に機能的な意味がないところに吉凶を設けて作法とし、迷うことのないようにする、というのは日本文化のひとつに数えられるが、僕も日本文化にちなむロゴを考える時は七・五・三という陽数をできるだけ取り入れることにしている。