水谷醤油醸造場の地域ブランド「ヤマタ醤油」のパッケージを全面的にリニューアルする必要が出てきた。創業の1853年から地域に親しまれてきた醤油で、要望に丁寧に応え続け、“こいくち”、“あまくち”、“うすくち”などの多様な味が展開されている。伝統産業の老舗にはよくある話だが、商品を作ったタイミングや経緯などがバラバラで、統一感のない商品群となっていて、消費者もラベルが覚えられず間違えて買うことも多いとのことだった。
そこで統一したラベルを作成し、色付けと和文様で種類を明示し、リピートをしてもらえるデザインとして考えている。ラベルの脇に配置した幅15mmの黒い縦帯は、水谷醤油醸造場の商品すべてに共通してレイアウトしており、特異なマークではないが、力強い水谷醤油醸造場の目印となるよう意図している。