大阪の住吉に店舗を構える粟おこし老舗「粟新」の手提げ。住吉大社から少し離れた郊外の住宅街という表現が合う地域で、その場所で「持ち歩いて遠くから映える紙袋」として考えている。街と違い、派手な文様を入れても逆に環境に埋もれてしまう。そのため、粟新のキーカラーの濃紺のみの紙袋にした。取手は特徴的な濃紅の組紐にし、受け取った際の印象が残るようにした。近い視点のため、側面には独自パターンの稲穂文様をグラデーションで淡く入れて、オリジナリティを加えている。