「しずく」はガラスの内側に天然漆を塗った小さな骨壺位牌です。内側にお骨や思い出の品を入れてお祀りするだけではなく、そのまま単独で位牌としてもお祀りいただけます。
ガラスは透明度と屈折率が高く、重量感のあるクリスタルガラス。透き通った水の結晶のような輝きが、重厚さに清廉さを添えています。
漆の塗りは創業100年を超える彦根の漆塗り師。透き通った結晶のようなガラスの中に浮遊する天然漆が遺骨や思い出を優しく包みます。標準的な黒漆と朱漆に加え、紫の色漆を揃えました。伝統的な高級仏壇と同じように、ひとつひとつ丁寧に手で塗り上げ、室でゆっくりと乾かして仕上げています。
新素材の位牌の場合、常に課題となるのは文字彫りです。通常の産地では文字を彫れないため、実はガラス位牌はかなり難度があります。しかし彦根にはガラスに金文字を彫る技術があり、長年に渡ってガラス位牌を扱ってきた実績もありました。「しずく」は経験豊富な彦根仏壇 柒+(nanaplus)だからこそ漆とガラスを掛け合わせることができた、独創的なガラス骨壺位牌です。